我が子の先生は東大生

我が子の先生は東大生

一流大学生か必ずしも優れた学習指導者とは限らない、との意見は確かに説得力十分です。あくまで自分磨きに優れた結果の高学歴であり、相手の学力レベルや理解力に合わせ、やさしく噛み砕いて教えるのは苦手という学生も、現実大勢存在しています。とりわけ東大生の家庭教師ともなれば、両親の方が恐縮してしまい、天の声を親子揃って拝聴するような先入観を抱かれるかも知れませんが、これは大きな間違いだと断言出来ます。

家庭教師というアルバイトを選択している以上、本人は子供に勉強を教え、適正な報酬を貰う自信を持っていて当然です。東大生家庭教師としてのプライドと責任感から、中途半端な姿勢で引き受けるとは考えられません。東大生イコール学問だけを追求する孤高の人的なイメージが根強いのも事実ですが、優れた学力を持つ若者だからこそ、より広く深い視野と柔軟な思考力、そして対応力にも長けていると捉えるべきなのです。

何より「我が子が東大生に勉強を教えて貰っている」なる満足感と優越感は、ご両親にとっても精神的に大きなプラスとなり、それは当事者のお子様も一緒です。無意識の中で秘かにプライドが満たされる事で、伸び悩んでいた学力が一気に開花するプラスの作用が十分期待出来るのです。家庭教師を選択する際の譲れない希望条件に「東大生」という拘りは、単に虚栄心や満足感を満たす誤った姿勢だとは断じて言えません。